「評価する」ことがゴールではなく、大事なのは能力(開発)×場(作り)

従業員の能力を存分に活かすためには「発揮できる場」作りが重要です。そのためには、まず良好な関係性を企業と従業員が共に築いていかなければなりません。職場環境作りができれば、従業員の思考が変わり、日常業務での言動にも良い影響がでてきます。この積み重ねが、仕事の成果に繋がるのです。

ネクステップ式人事制度“スパイラル”の仕組みづくりを通じて、自身の役割に応じて、能力が発揮でき、成果を上がられることをゴールにした、ご支援をおこなっています。

「目線合わせ」の重要性

会社側は、新規の採用ができない、人材育成に手が回らない、従業員が管理職になりたがらない、モチベーションを上げるのが難しい、従業員の高い離職率など、さまざまな経営課題を抱えています。

一方、従業員側も人事評価に不満を持っているケースが多くあります。それは、評価制度に対する評価基準の曖昧(あいまい)さです。他にも納得できる説明がない、「評価スキル」が人によって違うなどが挙げられるでしょう。

これは、会社側からの納得できる説明がなかったり、評価のスキルも人によって大きく異なるなどのすれ違いによって起こっています。

このように会社側・従業員側、それぞれに視点の違う課題が山積みです。そこでネクステップでは、経営者と従業員の目線合わせが重要だと考えています。 

 

職務の見える化

まず会社は、職務の見える化を実現しましょう。「必要な仕事」「必要なスキル」「育成計画」などを提示し、それに合わせて年齢等の属性に限らず、本人の能力、意欲、キャリアプランに応じた適材適所の配置を行います。結果、個人・組織のパフォーマンスの最大化、エンゲージメントの向上につながります。

対話リフレクション(振り返り)

対話リフレクションとは、コミュニケーションを基盤とした人材育成プログラムです。従業員一人一人が目標を立て、日常業務での行動を記録します。そして、定期的に対話リフレクションで共有し、それに対して、参加メンバーからポジティブなフィードバックをもらって、振り返りを行います。これの繰り返しです。

対話リフレクションを実施すると、従業員自身が与えられた目標を意識して行動することができたり、自己理解や自己肯定感が上がったりするような変化が起こります。また、繰り返し行うことで、 自然に言語化能力のスキルが身につくことでしょう。さらには、他者への理解が深まり、社内のコミュニケーションが活発化することで職場環境も良くなり、会社へのエンゲージメントも上がります。

まとめ

このように、人事制度を単に評価する仕組みであるとか、報酬へ反映させるだけのものではなく、経営者と従業員の目線合わせとして活用しましょう。ネクステップは、経営者と従業員の目線合わせを行い、自立して行動していく従業員を増やし、会社の業績を上げるサポートをします。

この記事を書いた人

菊池麻由子

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