労務管理の問題は3つに集約される

3つの問題とは?

ハラスメント

まず1つ目は、ハラスメントの問題です。ハラスメントとは、職場内で行われる人に対する「嫌がらせ」や「いじめ」などの迷惑行為のことをいい、一種の社会問題として広く認識されるようになりました。ハラスメント問題は、職場秩序の乱れや業務への支障が生じたり、貴重な人材の損失につながります。

メンタル不調

2つ目はメンタル不調の問題です。厚生労働省の「労働者の心の健康保持増進のための指針」では、メンタルヘルス不調の定義は「ストレスや強い悩み、不安など労働者の心身の健康や社会生活、生活の質に影響を与える問題を幅広く含むもの」と記載されています。

従業員のメンタルヘルス不調が起こると、業務に対する意欲が失われます。またメンタル不調の従業員が増加すると、社内の活力や生産性に影響を与え、会社に大きな損失をもたらしてしまうでしょう。

従業員とのトラブル

そして3つ目は、従業員とのトラブルです。問題行動や能力不足により、会社に悪影響を与える従業員への対応は個別の判断が求められ、複雑化する傾向があります。具体的には無断欠勤や遅刻が多い、周囲との協調性が不足している、他の従業員とトラブルになる、能力不足、パワハラをするなど多岐に渡ります。

そのような従業員に対して、多くの時間と労力、費用もかかり、会社の事業におけるスピードが落ち、他の従業員へも悪影響が及ぶ可能性があるでしょう。

労務管理の根本解決のため、人材戦略としての人事制度の整備が必要

労務管理の3つの問題は、企業規模の大小に関係なく多くの会社が悩んでいるのが現状です。

しかし、この問題に対処するロジカルな方法(法律論)でその場を解決したとしても、根本の解決にはなりません。実は、経営者と従業員が、仕事を通じてお互いの役割を理解しておらず、目線を合わせたパートナーになりきれていないのが大きな原因です。そのために、まずは人事制度作りを通じて、お互いを理解し、会社の発展に寄与できるよう、個人・組織のパフォーマンスの最大化、エンゲージメントの向上できる体制を整えていかなければなりません。

人事戦略をどう構築すればいいのか悩んでいる経営者の方も多いでしょう。採用はできたものの従業員が定着しない、戦力化できない、社風に馴染めていないなどのミスマッチを減らすためにも“対話リフレクション”という対話の場が必要なのです。

ネクステップのソリューション

ネクステップ式人事制度「スパイラル」は、このような問題の根本原因を解決するために生まれました。会社の成長の好循環サイクルを生み出すサービスを提供します。

この記事を書いた人

菊池麻由子

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